FOTOFARM信州

FOTOFARM信州 風景情報バックナンバー

10月13日

紅葉と新雪の涸沢 -後編-   (松本市安曇 北アルプス)

10/9

紅葉とカメラマン
撮影中の宮島氏。
楽しく、かつエネルギッシュに撮影していた。
紅葉とカメラマン10/9



北尾根と絹雲
この朝、この尾根の上部で2人、そして奥穂高岳で1人の計3人が遭難。
内2人が死亡した。いずれも凍死。
他に上高地から入山した1人が行方不明になっていたが、後に遺体で発見された。
我々にとっては至福の山が、同時に地獄の山となっている。
大自然が与えるものを、どうやって受け取るか、そこに至福と恐怖紙一重の
醍醐味がある。
北尾根と絹雲10/9



ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ10/9-1 ミヤマアキノキリンソウ10/9-2



テント村と涸沢ヒュッテ
テント村の方角から見た涸沢ヒュッテは、まるで石垣におおわれた要塞だ。
あの石積みの中に数百人収容のヒュッテがあるようには、とても見えない。
テント村と涸沢ヒュッテ10/9



涸沢の夕暮れ(涸沢ヒュッテテラスより)
撮影に没頭し昼飯を食いそこなったため、夕飯を待ちきれず、テラスで
涸沢ヒュッテ名物のラーメンをすする。
4人でかわるがわる記念写真を撮りあっている内、バックの空が良くなったので、
すかさず撮影。
涸沢の夕暮れ(涸沢ヒュッテテラスより)10/9



10/10



月下の涸沢圏谷と星空  中央が前穂高岳
深夜1時半、トイレに行った丸山氏が、
「月明かりで明るい明るい。満天の星も出てるし、寝てる場合じゃないよ。」
といって戻ってきた。
月明かりに照らされた涸沢カールは、ヘッドランプ無しでも歩けるほど明るい。
我々は深夜のカールに散らばり、結局、朝まで通しで撮影していた。
月下の涸沢圏谷と星空10/10


月下の右・前穂高岳と北尾根
ブレ防止のため三脚を短く使用。雪渓の上で腹ばいになってアングルを決める。
冬用の防寒着の上に、ゴアのカッパまで重ね着しているので、寒さを気にせず、
雪と山と星の世界にのめり込むことが出来た。
月下の右・前穂高岳と北尾根10/10



朝焼けの北アルプスと残月
涸沢ヒュッテのテラスと裏の石垣の上は、朝焼けを見ようと出てきた人で人垣が出来た。
我々は、雪渓の上に出てその瞬間を待った。
朝焼けの北アルプスと残月10/10



朝の北穂高岳南稜ピーク、その右後方は北穂高岳
コントラストの強い朝の光が、山腹の紅葉を浮かび上がらせる。
朝の北穂高岳10/10



我ら中年写真隊
左から宮島氏、会田氏、後方丸山氏。
我ら中年写真隊10/10



さらば涸沢カール   (涸沢ヒュッテの裏より)
昨日と比べると、かなり雪が融けた涸沢カール。
カールの上部で後3日、中部と下部では後一週間は見頃を保つかも知れない。
そして来シーズンには、再びどんな表情を見せてくれるのだろうか。
さらば涸沢カール10/10

10月09日

紅葉と新雪の涸沢 -前編-   (松本市安曇 北アルプス)

紅葉と新雪の涸沢カール (涸沢ヒュッテより)
紅葉と新雪の涸沢カール 10/9

台風並みに発達した低気圧が太平洋側を北上した影響で、北アルプスの
稜線は7日から9日未明にかけて猛吹雪に見舞われていた。
例年より遅れていた涸沢の紅葉はピークを迎えたばかり。
天候の回復する瞬間が、またと無いシャッターチャンスだ。

「行こう。千歳一遇のチャンスだ。!!」
友人にして私の写真の師匠、丸山祥司氏の誘いで秋たけなわの涸沢へ登った。
他にメンバーは松本市の宮島幹治氏と安曇野市の会田仁氏。
期待に胸ふくらませた中年写真隊4人に大自然の女神が微笑んだ。

ベテランの写真記者にして山男の丸山氏は、涸沢のあらゆる撮影ポイントを熟知している。
我々は、この上ない名ガイドに案内され、むさぼるようにシャッターを切り続けた。

紅葉と新雪の北穂高岳南稜ピーク、右奥が北穂高岳
紅葉と新雪の北穂高岳 10/9

紅葉と新雪の奥穂高岳
紅葉と新雪の奥穂高岳 10/9


中央・奥穂高岳と右・涸沢岳 ナナカマド紅葉
「あれほどの暴風雪に耐えて、よくぞ待っていてくれたなあ。」
と、思わず声を掛けた、丸山ポイントのウラジロナナカマド。
中央・奥穂高岳と右・涸沢岳 ナナカマド紅葉 10/9


左・奥穂高岳、中央は涸沢岳と涸沢槍  ナナカマド紅葉
奥穂をバックに丸山ポイントのナナカマドを撮影していると、涸沢岳から良い雲が出た。
すかさずアングルを変え連写する。
苦しい・・・苦しいわけだ。シャッターチャンスの連続に息を止めたままだった。
フーーー。大きく息を吐き出すと、今度は涙腺が緩みそうになった。
丸山氏いわく、
「このナナカマドは、ここ20~30年来、大きくも育たなければ、小さくもならない。
極限に過酷な環境で、ギリギリ絶妙の生を保っているんだね。」
間もなく本格的に訪れる豪雪の下で、この樹は約半年間の眠りにつく。
左・奥穂高岳と中央・涸沢岳 ナナカマド紅葉 10/9


北穂高岳南稜と雲の1                           北穂高岳南稜と雲の2
北穂高岳と雲の1 10/9 北穂高岳と雲の2 10/9


北穂高岳南稜と雲の3                           北穂高岳南稜と雲の4
北穂高岳と雲の3 10/9 北穂高岳と雲の4 10/9
北穂高岳南稜ピークの周囲で、雲のショーが次々に繰り広げられた。

北穂高岳南稜と雲の5
北穂高岳と雲の5 10/9


正面左・屏風の頭、正面右・屏風の耳、左奥・常念岳、右手前・前穂北尾根
屏風の頭の左手はるか向こうの常念岳には冠雪は見られない。
常念岳の向こうには私の住む安曇野がある。
正面・屏風の頭と左奥・常念岳10/9


(つづく)
紅葉の涸沢編残りの写真は整理でき次第アップします。
お待ち下さい。

10月08日

紅葉特集  渋峠・横手山・白根山

国道最高所の標高2172メートルを越える渋峠
周辺には横手山、芳ケ平、白根山など絶景スポットが目白押し (過去の写真使用)

sibutouge_koyo001_g.jpg sibutouge_koyo002_g.jpg sibutouge_koyo003_g.jpg sibutouge_koyo004_g.jpg sibutouge_koyo005_g.jpg sibutouge_koyo006_g.jpg sibutouge_koyo007_g.jpg sibutouge_koyo008_g.jpg sibutouge_koyo009_g.jpg yokoteyama_kasagatake_g.jpg yokoteyama_rifuto_g.jpg yokoteyama_muhyou_g.jpg yamadayouge_muhyou001_g.jpg yamadayouge_muhyou002_g.jpg sibutouge_koyo010_g.jpg

渋峠・のぞき周辺
渋峠・のぞき周辺・北アルプス眺望 渋峠・のぞき周辺・霧氷


紅葉特集  美ヶ原高原・落合橋

美ヶ原にたどり着いたビーナスラインが最後に渡る大橋
野生的な樹林が橋下や周囲を埋める
(過去の写真使用)


美ヶ原高原・落合橋-1 美ヶ原高原・落合橋-2 美ヶ原高原・落合橋-3 美ヶ原高原・落合橋-4 美ヶ原高原・落合橋-5 美ヶ原高原・落合橋周辺-6

紅葉特集  美ヶ原高原・白樺平

美ヶ原高原の東の肩に広がる白樺の純林
黄葉と独特の幹の林立を、霧が幻想的に滲ませる
(過去の写真使用)


美ヶ原高原・白樺平-1 美ヶ原高原・白樺平-2

Copyright (C) FOTOFARM信州