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01月12日

1月12日撮影日記

ハクチョウ    狐島 (安曇野市穂高)
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am8:40 「狐島」到着。 天気晴れ、穏やか。
周辺の道路に雪や氷は無くドライ。水田に数センチの雪が残る程度。
水の張られた水田には、数百羽の白鳥がひしめいている。
飛来のゴールデンタイムはすでに終わってしまった様子。
今日の飛来はいつもより早めだったようだ。  
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 それでも時折飛来あり、何度かのシャッターチャンスに恵まれた。
その少ない飛来も30分ほどですっかり途絶え、帰り支度をしていると、
豊科方面の空にゴマ粒で描いたような横一列の文様が見えた。
言わずと知れたハクチョウの編隊だ。
文様は微妙に波打ちつつ、見る間にゴマ文様から鳥文様に変わり、
大きなV字を描いて近づいてくる。
50羽以上の大編隊だ。
しかも、後方に10羽ほどの小編隊もついて来る。
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01月10日

1月10日撮影日記

ハクチョウ飛来数   犀川ダム湖 (安曇野市豊科)
 安曇野に白鳥が飛来するようになって22シーズン目の今冬、
なんと個体数が過去最高の2012羽になった。
初飛来は昭和59年の12月31日で、その冬のピーク時の個体数は56羽。
年々増え続け、昨シーズンのピーク時が1035羽。
そして、なんと今シーズには一気に倍近い2012羽となった。
しかも、例年のピークは1月末ごろだから、さらに増える可能性さえある。
 この現象は今冬の異常な寒波や大雪の影響かと思うが、私のように
白鳥の写真を撮りたいとか、間近に見たいという者にとっては、
またとないチャンスと言える。
このチャンスは、白鳥が北帰行してしまう3月末ごろまで続くが、ここ数年
北帰行が遅くなる傾向にあるので、場合によっては4月中旬まで楽しむことが
出来るかも知れない。
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ハクチョウ     狐島 (安曇野市穂高)
 低空飛行で来た白鳥が頭上を通過すると、「ギュンッギュンッギュンッ」という力強く
大きな羽音に驚く。
 カメラマンにとっては、ドアップショットのチャンスだが、このチャンスが
多い場所は、安曇野市穂高の「狐島」と、池田町の「鵜山」。
どちらも田園地帯で、水の張られた水田に朝から夕までの日中いっぱい、
数百羽の白鳥が訪れている。
 低空飛行との出会いが最も多いのは、朝の8時~9時半の間で、豊科の「白鳥湖」や
明科の「御宝田遊水池」からやって来る白鳥の群れが、次々に舞い降りてくる。
日によっては7時半~9時と、飛来が若干早まる日もある。
 
 (ポイント)白鳥の離陸や着陸は飛行機と同様で、その時の風の状態によって
大きな影響を受ける。
 特に風向きが重要で、離陸も着陸も風上に向かって行う。だから或る群れの動きを
サンプルにすれば、それ以降の群れの飛行ルートもおよそ予測することが出来、
あらかじめ、そのルート上に自分の身を置くことも可能なわけだ。
 ただ、風向きが変わってくる日もあるので、白鳥のルートが変わったら、自分の
立ち居地も変えるのが鉄則。
さらにカメラマンは太陽(光)の向きも計算し、立ち居地を微妙に変える。
 
 晴天で北アルプスが姿を現している日なら、雪山をバックに旋回する白鳥を
撮影するのもお勧め。
「狐島」「鵜山」の両撮影地とも、山バックの撮影には有利な場所だ。
 夕方の3時~5時の間も、帰ってゆく白鳥の離陸シーンに出会えるホットな時間。
ただし、4時を過ぎると日が陰ってしまうので、撮影は4時までが勝負と考えた方が
良いだろう。
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 白鳥の北帰行は例年2月末ごろから始まり、3月末ないし4月上旬には
ほぼ全ての白鳥が旅立ってしまう。
 相手が野生の鳥だけに、その正確な状況の予測は不可能だが、生に近い
状況を知りたい方は、「安曇野市」のHPにアクセスすると良い。
見学場所へのアクセス情報も含め、白鳥情報のページが設けられている。
 当サイトでも逐次お伝えしてゆくつもりだが、当サイトでは状況の伝達とともに、
白鳥との出会いを、より感動的なものにするための「出会いのテクニック」
といったところにポイントを置いたアドバイスが出来ればと考えている。
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01月09日

1月9日撮影日記

ハクチョウ  (安曇野市穂高 狐島)

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 昨夜の天気予報を信じて5時半起床。
庭に出て見上げた空には、満天の星が鮮やかにまたたいていた。
よーしよし、と身支度をし、リモコンで車のエンジンをスタートさせてから、朝刊ななめ読み。
いざ出発の6時半、揚々と外に出て・・・アングリ。
さっきの星空は幻だったのか、空には一面の薄雲が広がっていた。
 「くそっ、○×△□!」
一言毒づいてから、きびすを返した。

 支度を変えて朝食。
納豆と焼き魚(アメリカ産紅鮭)、豆腐の味噌汁といった準和朝食モードにひたっていると・・・あれれ・・・
窓越しの空が青みを増してきたかと思ったら、見る間にピーカンの真っ青に。

 あわてて完全防寒に着替え車に乗り込む。
カーナビの時計が丁度8時を表示している。外気温はマイナス8度と低いが、路面に雪や氷は無い。
10分ほどで目的地の狐島到着。祭日なので人はいっぱいいるが、肝心の白いのが一つも見えない。
 「今朝は9時少し過ぎに、抜けられない用事がある。遅くとも9時がタイムアップだ・・・」
などと気をもんでいるのが伝わったのか、間もなく第一群が東の空から近づいてきた。
もろに逆光なので、頭上を通過させてから追い写しでシャッターを切る。
(これがデジタルカメラでのハクチョウ初撮りだ。ずっとアナログ一辺倒だった私が、デジタルカメラに手を染めたのは昨春。)
その群れは、北アルプスをバックに旋回し、今度は順光でこちらに近づいてくると着水ならぬ着氷した。
(ここのところの寒波で水田に張られた水が全面結氷しているからだ。)
すぐに次の群れもやってきたが、その後が続かなかった。

 タイムアップまで残り15分、半ばこれまでと思って眺めた太陽の周辺、まぶしい光線の中に何かある。
左手をかざして太陽本体を隠すと、横並びのハクチョウの群れが幾群れも重なっている。
数羽の小群から30羽ほどの群れまで、次々にやって来る。
ほとんどの群れは頭上を西に向かって通過してから、北アルプスバックで旋回し、再びこちらにやって来る。そのまま着水する群れもあれば、サービスでもう一周してから着水する群れもある。
あまり一気に押し寄せたため、逆向きに旋回した群れと群れが衝突しそうになったりして、空は一時てんやわんや状態。
 てんやわんやはこちらも同様。シャッターを切ろうとしたファインダーの中に、他の群れが割り込んだり、目移りしたりで、なかなか快心のシャッターが切れない。
9時、タイムアップ。ハクチョウの飛来は続いていたが、後ろ髪を引かれつつ狐島を後にした。
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