FOTOFARM信州

FOTOFARM信州 風景情報バックナンバー

05月18日

5月18日撮影日記

シャクナゲ   常光寺    (塩尻市上西条)
当たり年のシャクナゲは満開。
撮影条件は雨上がりの曇天無風。
林内での花の撮影には、もってこいの条件がそろった。
ピントは手前の花に合わせ、絞り込んで奥の方まで鮮明に描く。
絞り込んだ分、シャッター速度は遅くなるが無風が味方してくれる。
それでも微妙に揺れる時があるので、画角の全ての部分が静止する一瞬に
全神経を集中してシャッターを切る。
好条件がそろった時には、脇目も振らず手早くみっちり撮る。
自然が相手の風景写真の基本だ。
デジタルで一通り撮ってから、ポジでも撮る。
案の定、しばらくすると微風が花をくすぐり始めた。
それだけで撮影条件は天と地の違いになる。
塩尻市上西条 常光寺 シャクナゲ5/18-1 
林内の花や緑が、しっとり柔らかに映り込んだ。
晴天時の撮影では、こうした描写は不可能だ。
塩尻市上西条 常光寺 シャクナゲ5/18-2 塩尻市上西条 常光寺 シャクナゲ5/18-3

シャクナゲとカメラマン   常光寺    (塩尻市上西条)
塩尻市上西条 常光寺 シャクナゲ5/18-4



シダレグリ   しだれ栗森林公園  (辰野町小野)
他所の新緑の見頃と、しだれ栗の新緑の見頃を同様の感覚で
情報化することは出来ない。
というのも、枝が枝垂れているため新緑が進むと、この特異な幹や枝の印象が
ぼやけてしまうためだ。
しだれ栗にかんしては、新緑のかなり浅い時期から見頃と予報することにしている。
今回は幹や枝の特異性を強調するため、立ち枯れて葉の付いていないしだれ栗を
主役にし、周囲のしだれ栗の新緑を脇役とした。
周辺のヤマツツジは一部で開花が始まったばかり。
辰野町 しだれ栗森林公園 シダレグリ5/18-1 辰野町 しだれ栗森林公園 シダレグリ5/18-2



ツツジ   鶴峯公園・下部   (岡谷市川岸上)
画角の全てを花や緑でうめるなら、今日の様な曇り空はもってこい。
しっとりとした美しい発色が得られる。
花のバックに空を入れる場合は、曇り空だと空が白く飛んでしまう。
晴天時、青空バックで撮れば、空は存在感を持つが、花や緑が
硬くなってしまう。
岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-1 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-2 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-3 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-4 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-5 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-6 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-7 岡谷市 鶴峯公園・下部 ツツジ5/18-8



↓八ヶ岳自然文化園   (原村 原山)
満開を過ぎた桜がしきりに花片を散らしていた。
サクラの花片   
原村 八ヶ岳自然文化園 サクラの花片5/18

案内板
原村 八ヶ岳自然文化園 案内板5/18

クサボケ
さすがに採取禁止区域だけあって、貴重なクサボケがあちこちに咲いている。
原村 八ヶ岳自然文化園 クサボケ5/18-1 原村 八ヶ岳自然文化園 クサボケ5/18-2


イカリソウ
原村 八ヶ岳自然文化園 イカリソウ5/18

ヤブレガサ
原村 八ヶ岳自然文化園 ヤブレガサ5/18


サクラソウとサクラの花片
サクラソウに桜の花片が散りかかっていた。
ここのサクラソウは、まだつぼみのものも多く等分楽しめそうだ。
原村 八ヶ岳自然文化園 サクラソウ5/18-1 原村 八ヶ岳自然文化園 サクラソウ5/18-2


サクラソウ
原村 八ヶ岳自然文化園 サクラソウ5/18-3 原村 八ヶ岳自然文化園 サクラソウ5/18-4



ヤマナシ   板橋の農道   (南牧村板橋)
そろそろロケハンをしておこうと思って訪れた。
一年ぶりの農道を行き、近づいたヤマナシの様子に唖然・・・。
樹勢が衰えたのだろうか、治療用らしき布が巻きつけられている。
根を踏まないようにするためか、柵も設置されている。
そういえば昨年、花の付き方が少ないように見えた。
この樹の良さは、広い畑地の農道の真ん中にぽかんと立っている
シンプルさだった。
信州から好きな風景がまた一つ消えた。
南牧村板橋の農道 ヤマナシ5/18

解説板   板橋の農道   (南牧村板橋)
南牧村板橋の農道 ヤマナシ解説板5/18

昨年のヤマナシ   板橋の農道   (南牧村板橋)
昨年のヤマナシ

05月16日

5月16日撮影日記

今日の庭       (安曇野市穂高 自宅)
雑務がたまってフィールドに出られない。
はしから片付けてみたが、終わったのは夕方だった。
しかたがないから今日は自宅の庭の撮影日記でお許しいただこうか。
ヒメシャガは最初の花がしおれて、今咲いているのは後咲きの花。
もう少し早くに撮ってやればよかった。
それに比べアヤメはこれからが見頃になる。
アヤメは咲きそろったのも美しいが、つぼみに混じって数輪開花した
走りの時にも良い詩を聞かせてくれる。
カエデやカツラは新緑を過ぎて緑を濃くし始めた。

庭のこの花がこの状態ということは、あそこのあの花は今ごろ・・・
庭のこの木がこの状態ということは、あそこのあの木は間もなく・・・
もって生まれた貧乏性、目の前の花だけに静かにひたる、などという
落ち着いた暮らしは、墓穴に入ってからになりそうだ。
ヒメシャガ
ヒメシャガ

オダマキ
オダマキ

チョウジソウ
チョウジソウ

エビネラン
エビネラン

アヤメ
アヤメ-1 アヤメ-2


ワスレナグサ
ワスレナグサ

カエデ
カエデ-1 カエデ-2

コデマリとシロヤマブキ
コデマリとシロヤマブキ

カツラ
カツラ-1 カツラ-2


アメリカハナミズキ
アメリカハナミズキ

ギボウシ
ギボウシ

05月15日

5月15日撮影日記

ナノハナと北アルプス   大町スキー場   (大町市中山)
開花状況は7分咲きで少々早すぎるかとも思ったが、空の抜けが良く
北アルプスもクリアーに現れているので撮影。
ここは初秋になると一面のソバの花で白くおおわれる。
ナノハナ、ソバともにアルプスバックで撮るなら午前順光。
大町スキー場 ナノハナと北アルプス5/15-1 大町スキー場 ナノハナと北アルプス5/15-2 大町スキー場 ナノハナと北アルプス5/15-3



ナノハナと北アルプス    アルプス展望台   (中条村御山里)
昨日のロケハンで開花状態は確かめてあったので、午前中快晴の
天気予報を聞き本日朝一の撮影はここに決定。
(とはいっても、途中の大町スキー場で欲張り撮影したのだが。)
お陰さまでアルプスも姿を現した。
昨日も本日もカメラマンどころか花見客の一人さえやって来ない私だけの
貸切状態。
中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナと北アルプス5/15-1

ナノハナ・北アルプス・空    アルプス展望台   (中条村御山里)
花と眺望の撮影をしていると印象的な雲が現れたので
主役を雲にして撮影。
PLフィルターを利かして雲を強調した。
中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナと北アルプス5/15-2



↓沼の原湿原  (妙高村斑尾高原)
高原の空 
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 空5/15-1

    
リュウキンカとミズバショウ
斑尾高原の一角に位置するこの湿原は、わずかに県境を越えた新潟県の
妙高村に属する。
時すでに遅しと思いながらも期待していたオオヤマザクラは、案の定旬を過ぎていた。
桜の近くに立つコブシも、咲いてはいるものの花数は数えられる程度の大不作。
本当に今シーズンのコブシやタムシバは外れ年もよいところだ。
ま、来シーズンには紅白並んで待っていてくれることだろう。
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 リュウキンカ・ミズバショウ5/15-1


湿原と花
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 リュウキンカ・ミズバショウ5/15-2

残雪とミズバショウ
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 ミズバショウ5/15

高原の空
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 空5/15-2 妙高村斑尾高原 沼の原湿原 空5/15-3


リュウキンカとミズバショウ
周囲の山の上部の方が新緑の進みが早く、湿原の際の新緑は遅い。
妙高村斑尾高原 沼の原湿原 リュウキンカ・ミズバショウ5/15-3


高原の池   沼池   (妙高村斑尾高原)
 「以前は小さなフナから中っ位のフナまで、手ですくえるほどいたんだよ。
それが、いつ誰が放したか知らないけど、ブラックバスっていう外国の魚を
放した奴がいたもんだから、フナの姿なんかぜんぜん見られなくなっちゃったよ。」
この池から少し下った大平集落で、私に山菜のコゴミをくれたおじいさんの話。
妙高村斑尾高原 沼池 5/15-1 妙高村斑尾高原 沼池 5/15-2



ミズバショウと新緑   大平集落   (飯山市)
斑尾高原の一部といってもいいくらい高所にある過疎の集落大平。
ミズバショウを撮影していると、近くの家に住むというおじいさんがやって来た。
ブラックバスの話が済むとおじいさんは、自分の畑の土手に私を連れて行って、
私にコゴミを沢山採らせた。
急傾斜の土手からちぎり採ったコゴミは、そのまま口に入れたくなるような、
良い香りを発散した。
飯山市 大平集落 ミズバショウ5/15



ナノハナ    千曲川河川敷   (飯山市常盤)
菜の花公園より、こちらの方が開花時期が遅い。
栽培面積は広いが、普通に眺めたのではフラットになって、花の
ボリュームが出ない。
土手の上からねらうにしても立ち居地が限られてしまうので、花見なら
ともかく、ここで撮影するなら脚立は必携だ。
わずか2~3段の高低差でも驚くほど絵が違ってくる。
はるか彼方に菜の花公園の丘が黄色く見えている。
飯山市常盤 千曲川河川敷 ナノハナ5/15-1 飯山市常盤 千曲川河川敷 ナノハナ5/15-2


ナノハナと高社山    千曲川河川敷   (飯山市常盤)
飯山市常盤 千曲川河川敷 ナノハナ5/15-3

ナノハナとカメラマン    千曲川河川敷   (飯山市常盤)
飯山市常盤 千曲川河川敷 ナノハナ5/15-4

ナノハナ    千曲川河川敷   (飯山市常盤)
菜の花畑の中に、花を刈って遊歩道がつくられている。 
飯山市常盤 千曲川河川敷 ナノハナ5/15-7 



クサボケ   或る山中
花も美しいが、クサボケの黄色い実でつくった果実酒の芳香は最高。
園芸品種のボケでも出来るが、その魅力は足元にも及ばない。
というわけで、撮影地は内緒です。
クサボケ



カバンの藤   信濃国分寺史跡公園   (上田市大字国分)
まだ5~6分咲き。あと数日後からが撮りごろだ。
光がやわらかく、無風の日が撮影チャンス。
上田市 信濃国分寺史跡公園 カバンの藤5/15-1 上田市 信濃国分寺史跡公園 カバンの藤5/15-2


「カバンの藤」の由来   信濃国分寺史跡公園   (上田市大字国分)
この藤は明治十三年当時の第十九銀行(現在の八十二銀行の前身)の役員黒澤鷹次郎氏が、
郷里南佐久郡の農家から苗を譲り受けその本店に移し植えたものである。
この苗を手鞄に入れて運んだことから「カバンの藤」の愛称をもって広く市民に親しまれて来た。
非常に生育がよく、棚の広さ三アールにも及び地方の名所ともなった。
後に、八十二銀行はこの名木を信濃国分寺史跡公園に寄贈した。

05月14日

5月14日撮影日記

ナノハナと北アルプス    アルプス展望台   (中条村御山里(おやまさ))
虫倉山の急峻な南面には、山ひだが幾重にも並んでいる。
そのひだに見え隠れして沢山の小集落が点在し、さながら
日本昔話のような風景を残している。
この菜の花畑は、そんな集落の一つ御山里(おやまさ)の姥久保にある。
アルプスバックで撮影しようと粘ってみたが、稜線は現れず、後日のチャンスに
譲ることにする。
中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナ5/14-1

ナノハナと雲    アルプス展望台   (中条村御山里)
中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナ5/14-2

ナノハナと鯉のぼり    アルプス展望台   (中条村御山里)
中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナ5/14-3pg 中条村御山里 アルプス展望台 ナノハナ5/14-4


中条村案内 

中条村上部案内図   県道401沿い   (中条村横道)
中条村 上部案内図




ニリンソウと遊歩道  二輪草園   (飯綱町飯綱東高原)
駐車場からものの2~3分歩いただけで、これだけの規模のニリンソウを
めでることが出来るとは。
しかも、むれ水芭蕉園も目と鼻の先にある。
飯綱町飯綱東高原 二輪草園 ニリンソウ5/14-1

リュウキンカ  二輪草園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 二輪草園 リュウキンカ5/14-1


ニリンソウとリュウキンカ  二輪草園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 二輪草園 ニリンソウ5/14-2

ニリンソウ  二輪草園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 二輪草園 ニリンソウ5/14-3pg

ニリンソウとミズバショウの葉  二輪草園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 二輪草園 ニリンソウ5/14-4 飯綱町飯綱東高原 二輪草園 ニリンソウ5/14-4



リュウキンカとミズバショウの葉    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
数日前に見たミズバショウの花全盛の風景が一変。
湿原の春は、すっかり第二幕を迎えていた。
このはかなさこそ自然の魅力と、解かっているのだが・・・
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 リュウキンカ5/14-1
   
ニリンソウ・リュウキンカ・ミズバショウの葉    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 ニリンソウ5/14-1

遊歩道    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 遊歩道5/14-1

ニリンソウ・リュウキンカ・ミズバショウの葉    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 ニリンソウ5/14-2

ニリンソウとリュウキンカ    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 ニリンソウ5/14-3


遊歩道と名残のミズバショウ他    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町飯綱東高原 むれ水芭蕉園 遊歩道5/14-4


むれ水芭蕉園案内図    むれ水芭蕉園   (飯綱町飯綱東高原)
飯綱町 むれ水芭蕉園案内板

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