FOTOFARM信州 風景情報バックナンバー
05月12日
5月12日フィールド情報
アワラ湿原 ミズバショウ (山ノ内町 北志賀高原)
開花状況は6。地面から角のような花先を出したばかりの1から、葉は小さいが花は形を成した6まで、場所によって様々だが、全体の進行状況を印象から一言で伝えるとしたら、6といったところだろうか。
群落があちこち分散しているので、場所によってかなり差がある。言い換えると、全体が一気に咲くところは見れないものの、長期間に渡り花が楽しめるということだ。
豪雪地帯で雪解けが遅いため、これまでは花の時期にたどり着くことが出来なかったが、早めの除雪を行い、一般に公開されるようになったばかりの、新鮮なスポットだ。
今月20日ごろまでが最も見頃で、その後も遅れて咲くものがあり、最終は月末までとか。これは現地のガイドの方に聞いた情報。
周囲を見渡すと、オオヤマザクラが2で咲き出したばかり。新緑は0だが、寸前といった感じ。
間もなくリュウキンカも咲き出すらしい。その後にミツガシワや、ずっと先のことだが、なんでもトリカブトが群生してとても美しいと教えてもらった。
熊も多いらしく、ブナの幹には熊が登った時に付けた爪あとが残っていた。
14日までは一般車通行不可で、地元のマイクロバスによる送迎のみ(往復500円)。
15日以降は一般車の通行が可能になり、逆に送迎はなくなる。
高社山麓 リンゴ (山ノ内町・中野市)
アワラ湿原からの帰路、高社山麓のリンゴ園でリンゴの花が雨に濡れ、しきりに花びらを散らしていた。リンゴの花のフォトストックは少ないし、花は明日まで持つかどうかといった状況だが、今日はこの後予定が入っている。D70で記録撮りして、後は来シーズンに譲ることとする。
志賀高原 下部 サクラ (山ノ内町)
志賀高原へ登る途中、標高約1100メートルで咲いていたサクラ。周辺の新緑はけっこう進んでいる。
小雨の中、サクラの背後から霧が迫ってきた。
周辺のカラマツ新緑7、他の雑木の新緑6。春紅葉が美しい。
さらに登った「一沼」でシラカバの新緑2。その上の「丸池」でオオヤマザクラ10の1。
「蓮池周辺」でミズバショウ3、新緑2。「上の小池」でタカネザクラ1、後数日で撮りごろか。
「三角池」周辺でカラマツ新緑1、シラカバやダケカンバはまだ0。
硯川温泉の先から渋峠にかけては新緑0、残雪多く冬景色。
ということで、志賀高原の核心部の新緑が本格的に始まるのは、後数日先になる。
ただし、これからの時期、こうした場所の雪解けはぐんぐん進む。冬が去った後、春が来るのでなく、しばらくは冬春が同時に風景をつくるので、シャッターチャンスは意外に早くやってくる。要注意。
志賀高原 蓮池近く ジシャ (山ノ内町)
蓮池から奥志賀へ向かってまもなく、車道の左手下の斜面でジシャが7で黄花を咲かしていた。
「奥志賀」では、湿原などを覗いても開花したミズバショウは見つけられず、唯一、焼けびたい山のふもとで、1~3で咲いている小群落を発見したのみ。周囲の新緑は1で、よく見ないと気づかない程度。
05月11日
5月11日フィールド情報
安曇野 水田と北アルプス (三郷村)
現在の安曇野の水田。ほぼ全ての田に水が張られ、田植えもおよそ済んでいる。
安曇野が最も安曇野らしい季節。朝焼けや夕焼け、残雪の山並みなどが映り込む風景は、今月末近くまで楽しむことができる。
撮影地点は三郷村中萱の拾ケ堰近くだが、三郷村か堀金村周辺をロケハンすれば、他にも良い場所が見つかるものと思う。鮮やかな夕焼けなどが始まった時、行き先に迷うようなことのないように、好みの場所を幾つか見つけておきたい。
少々シラケタ写真になってしまったが、実は、これと次の松川町の台城公園の写真は、D70からPCに取り込む際、うっかり消失させたため、ケイタイで撮ったもので代用させていただいた。
おそらく今後も、ケイタイの写真や、その他不本意な写真を多用する可能性があるが、このサイトの主目的は「風景情報の発信」なので、お許しいただきたい。
台城公園 ツツジ (松川町)
昔、大島城と呼ばれた城の城跡に造られた公園。戦国時代、武田方に組したこの城は、織田軍の侵攻により、落城消失した。
ツツジ公園として知られているが、近年、ツツジの手入れ不足からか、いまひとつパキッとした風景になってくれない。開花状況は-1(わずかに衰え始めたが、まだ見ごたえはある)。
開善寺 (飯田市)
開善寺 フジ (飯田市)
開花状況は満開で、後2~3日は満開を維持できそう。私の知る限りでは、県内で最も規模の大きなフジ棚だ。そのため人気があり、花見客が次々に訪れている。
他にボタンやシャクナゲも期待できるが、こちらはすでに手遅れで、ボタン-2、シャクナゲは-5。
ボタンは2日前まで、シャクナゲは5~7日前までの数日間が見ごろと思われる。
開善寺 ボタン (飯田市)
アラの少ないところを選んで、なんとか撮影。
妙琴公園 ツツジ (飯田市)
手遅れかと心配していたが、ツツジは10の3程度で待っていてくれた。満開は後2日、10の5まではいけそうだ。この公園は、花の早い飯田市の中でも、山麓に位置するため、やや遅めの開花になる。
しっとりとした写真にするため、曇り空を望んでいたが、ピーカンの上天気。残念。
九十九谷森林公園 クリンソウ (喬木村)
クジュウクタニと読む。入口近くではまだ2。「なんだ、まだ早すぎたか」と言って帰ってしまうカメラマンが目に付く。ところが一番奥の湿原では6(6分咲き)になっていた。「風景写真は足で撮れ」というのを目の当たりにした思い。
アイリス園 ジャーマンアイリス(豊丘村)
見晴らしの良い高台にある個人の農園。開花はまだ2。少量多品種で植えられているので、広く撮るのには向かないかもしれない。ヨリなら色々撮れてはかどる。ご主人の話だと、17日~25日ごろが最も見頃とか。月末まで花は見られる。苗の予約販売あり。
陣馬形山 水田水鏡(中川村)
標高1445メートル、抜群の眺望だ。正面に中央アルプス、背後に南アルプス、眼下に横たわる伊那谷は上伊那から下伊那までのすべて。はるか下界で、逆光の夕日に伊那谷の水田が輝いている。天竜川も輝いている。時間の経過とともに、輝く水田の位置が右手へと少しずつ移動している。
小一時間いるのに、誰一人やってこない。ウグイスのさえずりを聞きつつ、しばしたたずんでしまった。
車で山頂まで登れ、山頂にはキャンプ場と避難小屋がある。2、3のルートがあるが、中川村の美里から登るのがおすすめで、国道から山頂まで約13キロ。
05月09日
5月9日フィールド情報
玄向寺 ボタン (松本市 大村)
開花状況は10の2(満開2日目)。今日のような青天下でボタンの撮影は苦しい。写真が硬くなる。
ボタンの撮影に私が好む天候は、曇りか、明るい小雨。風はない方がいい。
やわらかな、しっとりとした写真になるし、色の発色も格段に違う。
かといって撮らないで帰ったのでは、フィールド予報にならない。D70とカメラつきケイタイで撮影した。
徳運寺 フジ (松本市 入山辺)
開花状況は3~5。後数日で見頃になる。
宝輪寺 ボタン (松本市 今井)
この寺を訪ねるのは初めて。目指すボタン園は寺の裏手にあった。
開花状況は3。14日~24日が見頃と書かれた案内板が置かれている。
規模は、さほどでないが、幾つかのシャクナゲが丁度見頃を迎えていた。
近々出直すことにしよう。
常光寺 シャクナゲ (塩尻市 上西条)
開花は10の3。今が最も見頃といえる。この状態で後2日間はいけるかも。
隅々までやわらかな光の回った写真にするため、曇り空を望んだが叶わず晴れ。
被写体と光の愛称が一致する瞬間は、そう多くはない。
人気の場所で、花見客がひっきりなしに訪れていた。
入山 ゴテンザクラ (松本市 奈川 入山)
ゴテンザクラはこの土地固有のサクラ。昨年、奈川渡ダム湖をバックに撮影した入山集落のサクラを目指して登ってみると、すでに葉桜。私の開花予報は大外れ。かろうじて残っていた他のサクラを入れ、似たアングルで一応撮る。昨年撮ったものは、写真展の作品の中にあり。
急きょ野麦峠スキー場のペンション村周辺へ。ここでも-3~-5で手遅れ。
来シーズンは、もう少し早目から気にかけることにしよう。データを読み間違えていたのか・・・・。
野麦峠スキー場ペンション村 ゴテンザクラ (松本市 奈川 入山)
かろうじて残っていたゴテンザクラと周辺の新緑。
05月08日
5月8日フィールド情報
鏡池 戸隠連山 (長野市 戸隠)
鏡池 コブシとサクラ (長野市 戸隠)
白樺荘 ミズバショウ (長野市 戸隠)
鳥居川 ヤマザクラ (信濃町)
沼の原湿原 ミズバショウ・リュウキンカ (妙高村)
沼の原湿原 コブシ・ヤマザクラ (妙高村)
沼の原湿原 ミズバショウ・春紅葉 (妙高村)
沼の原湿原 コブシ・リュウキンカ(妙高村)
菜の花公園 (飯山市)
ヤエザクラ・チューリップ (木島平村)
樽滝と新緑 (木島平村)
カヤノ平 (木島平村)